祇園祭・後祭期間中。
夜の京都の街中をぶらぶらと。
アーケードにも提灯が下げられ、お祭り期間らしさがありますね。
でも、京都に9年住んでいた嫁氏いわく
「祇園祭期間中なのに人が少ない。。。」とのこと。
ま、混んでるよりはいいかな、と。
祇園祭期間中は、京都の市中で、「鉾」または「山」と呼ばれる山車を見ることができます。
で、前祭期間中と後祭期間中は、見ることのできる鉾や山が違います。
コレは、ホテルのすぐ近くにあった「南観音山」。
日中はこんな感じですが・・・
夜になると明かりがともり、グッとお祭りらしい雰囲気に。
人もこの周辺は多くなってきました。
ちなみに、コレは二年前に観た「長刀鉾」。
てっぺんが刀です。
ちなみに、鉾と山、何が違うのか気になって、調べてみました。
鉾と山の違い
鉾とは、屋根に長大な鉾(槍のような武器)を戴き、直径2メートルの車輪が付き、2階にお囃子の乗っているもの。頭上の鉾に疫病神が吸い込まれると信じられていました。なお、船鉾のように鉾を持たない変型もあります。山とは、鉾の変わりに松の木を戴き、山の上で出し物を演じる数人の者が乗ることはあっても、お囃子ほどの大人数は乗っていません。この松の木にも鉾と同じように疫病神が吸い込まれると信じられていました。なお山には鉾と同じように車輪のついた曵山と、人が担ぐかき山があるが、現在では見えにくい所にタイヤをつけています。 「京都ガイドブック」より引用
確かに、南観音山は松の木が載ってますね。
どちらも、厄除けを祈願しているのです。
で。
夜、ノープランだったので、焼肉屋さんで遅い食事をしてホテルに戻ろうとしたら、23時前にもかかわらず、何やら人だかりが。
「危ないので道空けて---!」
・・・・・・。
何か来るみたい・・・。
を!!
何かキターーーーーーーー!
ワショーーーーーーーーイ!
そして、数分したら・・・
戻ってキターーーーーーーー!!!
これが「あばれ観音」です。
偶然出くわしてビックリしたのですが、「南観音山」独自の行事なのだとか。
観音山なだけに、観音様らしい。
南観音山だけに存在する行事、「あばれ観音」は、宵山と呼ばれる、後祭山鉾巡行の前日である7月24日の深夜に、御神体の楊柳観音を神輿にくくりつけて揺らしながら、保存会がある町内を3周するというものである。「暴れさせることで北観音山の観音さまへの恋心を冷めさせる」など、いくつかいわれがあるが、どれも定かではない。 Wikipediaより
いわれは定かではないそうです(笑)
雅な感じでもなく、かといって荒々しく怖い感じでもなく、楽しい感じ。観音様と認識するのにちょっと時間がかかってしまったお神輿を男たちが必死に担いでいる姿が、何とも言えない笑ってしまうような印象でした(事前知識無い感想でゴメンナサイ)
伝統行事に偶然遭遇することができ、また、深夜にこんな行事が行われているのを目の当たりにして、京都の、祇園祭のまた違った一面に出会うことができましたとさ♪