思い出は、マンガにも宿る。

こんにちは!

アオシマです。

ブログを夜に書く習性のあるワタクシですが、ブログ移転してしばらく、更新サボっていました。何故かと言うと・・・家の片付けが言いわけです。

正月休みで家の片付けを開始して、毎晩部屋を少しづつ整理して、ようやく半年前から積まれていた引越のサカイの段ボールが無くなってきました(笑)

昨夜は、倉庫の片付け。ずーーーっと放置していた漫画コレクションを収納しました。

本や漫画を整理すると、「あーーーー懐かしいコレ!!」ってなって、つい手が留まっちゃうんですけどね(笑)一部は名残を惜しみつつ処分したりも。

そんな中で、段ボールに積まれていた本と漫画をバラしながら、やっぱり手が止まってしまったものが出てきました。

思い出の作品は、コレ。

かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」

1988年~1996年まで連載されていた漫画です。

日米は、世界でも類をみない高性能な原子力潜水艦「シーバット」を、極秘裡に造り上げる。日本によって資金、技術提供をされた日本初の原潜であったが、米第7艦隊所属という、数奇の宿命を背負った落とし子でもあった。艦長には、海自一の操艦と慎重さを誇る海江田四郎が任命された。が、海江田は突如、試験航海中に指揮下を離れ、深海へと潜行する。米軍は「シーバット」を敵と見なし、撃沈のため第3、第7艦隊を南太平洋に集結。しかし、大胆にもシーバットは艦隊中最大の空母「カールビンソン」の目前に堂々と浮上。独立国家「やまと」を全世界に向けて宣言したのだった。

(amazon 沈黙の艦隊(1) 内容紹介より)

単純に「やまと」の戦いぶりがカッコイイとかそういう漫画ではなく、「あり得ないけど、本当に不可能かと言うとそうではないかも・・・」と思えるリアルさ、戦争や核、原子力というものについて考えさせられるテーマの重さ&深さ、主人公・海江田四朗の視点や考え方、乗組員との信頼関係の面白さ、など、深い漫画です。

何でこれが捨てられないかというと・・・

ワタクシは、この漫画の第一巻を、

祖母(母方の)からもらった記憶があります。

隣の小山町に住んでいた祖母は、月に2~3回、御殿場にある病院に行ったあとに、うちに寄ってお昼ごはんを作ってくれたり、一緒に遊んでくれたりしていました。

この漫画をもらったのは、たぶん10歳くらいのときです。その時は、ふつーに読んで、特に何の衝撃も受けなかったです。だって、小学生にはテーマ重すぎでしょ・・・ドラゴンボールのほうが面白かったし(笑)

続きを買うことなく時が過ぎ、祖母も他界してさらに時が過ぎ、ある日、ブックオフでふとこの漫画を見つけ、続きを読んでみたくなって全巻揃えてしまったわけです。

何で祖母がコレをくれたのかについては記憶していないし、今となっては分かりません。ただ、理由なくこんな深いテーマの作品を小学生の孫には渡さないでしょう(笑)

今思うと、祖父が軍人だったから、それが関係しているのかなーーとか、将来的にこの作品が投げかける問題を考えるようになってほしいと思ってたのかなーーとか、いろいろ考えるんですよね。

そうやって祖母のことを思い出し、片付けのペースは落ち、夜は更けていったのでした(笑)

というわけで、きょう言いたいコトは・・・

思い入れのあるモノは、ココロを豊かにしてくれます!!

・・・ちょっとムリがあるけど(笑)

そこにある色々なものに思い入れがあるから、部屋や倉庫がなかなかスッキリしないのも、致し方ないワケです。モノが多くても、整理されていれば大丈夫なので、きちんと整えた状態を保ちたいと思います!

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