腕時計の最初の電池は「モニター用電池」ってどういうこと?

こんにちは!

大和屋祭がおわり、お客さまからご注文を受けたお品物の加工やお渡しが徐々に完了に近づきつつある今日このごろでございます。

そして、年末に向けての準備が佳境に入ってきました。12月にまたお便り(ヤマトヤ通信)をお客さまにお送りします!お楽しみに♪

・・・というわけで、大和屋祭が終わってからしばらくおサボりしていたブログ、久々に再開します!

今日のお題は、クオーツ腕時計に入っている電池について。

腕時計の電池は、時計の機械にもよりますが、だいたい2~3年で切れるものが多いです。でも、ヤマトヤを含む新品の時計販売店で時計を購入した場合、最初の電池はその時計の電池寿命を待たずして止まってしまうことがあります。

なぜかというと・・・

購入時に入っている電池が「モニター用電池」だからなんです。

▲カシオの取扱説明書より

他のメーカーのものでも、時計の保証書には、このように「購入時の時計に入っている電池はモニター用です」、あるいは「保証期間内でも電池交換は保証対象外(有償修理)です」といった記載が入っています。

これはどういうことかとざっくり言うと、

「購入時に入っているのは動作確認用電池=時計代金に新品の電池代は含まれていない」

といった意味になります。

時計メーカーは、時計を工場で製造し、電池を入れて動作確認をするわけですが、販売店に向けて出荷する段階で電池を取り出すわけではありません。店舗に時計が入荷したときに時計が止まっていたら、電池がないからなのか初期不良なのか、判別がつかないですしね。

だから、メーカーは動作確認用の電池をそのままにして出荷しますが、電池がセットされてから店頭に並ぶまでは、数週間~数か月かかります。したがって、ある程度電池が消耗した状態でお客さまにご納品していることになり、最初の電池は早く切れてしまうことがある。と。

上記の理由から、「買ってすぐに電池が切れた!」という場合でも、原則的には有償での電池交換となりますが、ヤマトヤでは、実際はだいたいのケースで保証期間内ということで無償対応しています。ここは、購入店の対応次第、となりますね。

文字が多いブログになりましたが、

◆購入時の電池はモニター電池→寿命が短いことがある

◆保証期間内なのに電池が切れた場合でも、原則は有償対応

◆だけど、購入店に相談してみよう!

今日お伝えしたいのは、こんな感じのことです!

それでは、また!

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