【時計詳細チェック】伝統技法と精密加工技術が生み出す美　カンパノラ・BU0020-62A「天彩星」（あまいろほし）

9月になって今夜はまた一段と気温が下がり、長袖の寝巻を持ち出してくるレベルで寒くなった今夜の御殿場。一気に秋に突入ですかねーーー。。先月中旬から今月末まで外出の多い日が続くので、体調管理万全にしたいと思います。

こんばんは、ヤマトヤのアオシマです。

8月下旬、長野県の飯田市にあるシチズンの工場見学に行き、色々なことを教わってきました。その中で、きょうは、ヤマトヤで扱っている「カンパノラ」という時計についてご紹介したいと思います！ブログでの商品紹介、久々だなーーー（笑）

CAMPANOLA（カンパノラ）ECO-DRIVEフレキシブルソーラー

BU0020-62A　「天彩星」（あまいろほし）

310,000円 + 税

シチズンが、「シチズン」ブランドとは別にラインアップさせている、独特の世界観を持つプレミアムなブランド・カンパノラ。ガラスに遮られた時計内部のわずかな空間に、無限の宇宙を閉じこめる。「宙空の美」というコンセプトのもと、デザインされています。

製造は長野の飯田にある工場内で、マイスターと呼ばれる職人が手組みで行います。国産の時計らしく、日本の伝統技法である漆や金粉、螺鈿（らでん）などを文字盤に用いつつ、最新の金属加工技術や光発電「エコ・ドライブ」を組み合わせた、他にはない雰囲気を持つ時計です。

和名がついている点も、カンパノラの特徴。
 

この「天彩星」（あまいろほし）と名づけられたモデルは、12時位置の青い針がついたサブダイヤルで太陽の輝きを、6時位置のサブダイヤルは宇宙船の窓から眺める漆黒の空間に輝く星を螺鈿で表現しています。
 

12時位置の青い針はカレンダーの日付、３時位置は月、9時位置は曜日をそれぞれ示し、そして6時位置にある小窓は月の満ち欠けを表示するムーンフェイズ。いろいろ詰まってます！
 

螺鈿とは、漆の装飾技法のひとつで・・・

螺鈿（らでん）は、主に漆器や帯などの伝統工芸に用いられる装飾技法のひとつ。貝殻の内側、虹色光沢を持った真珠層の部分を切り出した板状の素材を、漆地や木地の彫刻された表面にはめ込む手法、およびこの手法を用いて製作された工芸品のこと。螺は貝、鈿はちりばめることを意味する。

（Wikipediaより）

この時計、ソーラーセルが見えないのですが、実は電池交換不要のソーラー発電。

ソーラーセルがある部分は、外周部。斜めから見ると立体的な構造になっており、黒いローマ数字部の下にセルが置かれています。光が当たっていないように思ってしまいますが、反射光も取り入れてきちんと光が当たる構造になっています。外周部にセルを配置することで、文字盤に漆や精緻な磨きの入った金属を用いることができているんですねーー。

弧を描いたガラスも特徴的。「デュアル球面サファイアガラス」という、表側と内側の両方がカーブしているガラスが用いられています。

両面とも球面のガラスは、フラットなガラスよりも厚い素材から削り出しをする必要があるのですが、そうすることでその角度から時計を見ても歪みが少なくなります。贅沢な仕様です！

ケース本体は、手首のかたちに合うように形状をラウンドさせているので、大きい時計にもかかわらずフィット感は良好。優美な曲線と鏡のような輝きを生みだす熟練の職人技です。

プレミアムなモデルにふさわしい、アフターケアのしくみも整っています。

シチズンのプレミアムなモデルの購入者が登録できる「シチズンオーナーズクラブ」に登録すると、保証の延長（1年→3年）のほか、イベント案内をもらえたり、専用の問い合わせ窓口を利用できたりします。

でも、それよりもスゴイと思ったのは、研修で工場の方がおっしゃっていた「最低25年の部品保有」。

通常の日本メーカー製の時計だと、部品保有期間は生産終了後7年、長いブランドでも10年といったところが多いです。「生産終了から最低25年」とのことなので、メンテナンスを定期的にしていれば、30年や40年はまず問題なく使用できるというわけです。スゴイね！

「カンパノラ」は、ヤマトヤ富士店にて取扱しています。

また、10月19日～23日に御殿場にて開催される、ヤマトヤ展示会にも並びますよーー♪

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