いつのまにか10年目。宇和島・真珠仕入れ訪問記!

外出続きで、最近あんまり御殿場にいないアオシマです。

先週は、愛媛県の宇和島へ。

毎年この時期に、真珠の仕入のために宇和島に行きます。

飛行機の出張は楽しいな♪

羽田から松山空港へ飛び、そこからレンタカーで宇和島へ。

海から上がって来たばかりの真珠たち。

あらかじめ、ウチが希望している品質と大きさに選別してもらっていますが、仕入れる前にこうやって広げて、確認・最終選別を行ってから仕入れます。

この段階では、全体的に黄色味を帯びた色味です。この後は、

●ネックレスの糸を通すための穴あけ

●汚れ落とし・しみ抜き

●「調色」と呼ばれる、薄い染料を用いて色味を均一にする作業

・・・と進み、ヤマトヤへやってきます。

その後、色合わせをしながら、ネックレスを組んで行きます。

仕上がりは、毎年5月の連休明けくらいです。全ての工程が終わってみないと、最終的な今年の出来具合がはっきり分からないので、それまではキレイに仕上がるように祈りながら待ちます!

ヤマトヤが真珠づくりをお願いしている、桑山さん。

思い起こせば、初めて真珠の仕事で宇和島に来るようになってから、ちょうど10年目。真珠は、生産者が出品する入札会があり、卸業者がそれを仕入れて加工し、それを小売店が仕入れるというプロセスが一般的です。

小売店が生産者さんから直接真珠を仕入れて製品に仕上げるというのは、未だにウチ以外聞きません。当時、コレをやろうと決めたのは父なのですが、その決定は間違っていなかったんだなと。こうやって形になって続けていけるのは嬉しいことですし、良い生産者さんとの出会いにも感謝です♪

真珠養殖と言えば、御木本幸吉氏による真珠養殖の発祥が三重県であることから、そちらを思い浮かべる方も多いと思いますが、現在では愛媛県が日本一の養殖真珠生産地です。2位の長崎と合わせて、日本の全生産量の4分の3を占めており、三重県は3位、といった感じになっているんですよー。

★参考:真珠の養殖量の都道府県ランキング(地域の入れ物)

昨年も見せてもらいましたが、ウチの仕入れる真珠は、桑山さんの全生産量のうちのごく一部で、このような正直キレイではない真珠のほうが圧倒的に多いそうです。

こういった真珠は、表面を磨いて低価格の製品にしたり、薬品を用いて色を黒っぽく改変した製品にしたりするそうです。

今回は嫁さんも勉強のため同行しております♪

なんか並べてるだけのように写っちゃってますが、ちゃんと仕事してましたよ(笑)

手間や想いが込められた素晴らしい真珠を、

お客様にしっかり伝えていくのは、

自分やお店のスタッフの仕事です。

ガンバリマスっ♪

★桑山さんのつくった真珠のネックレスは、現在、昨年のものが店頭に並んでいます。

品質により、10万円~25万円までご用意しております。

昨年の真珠もキレイなので、ぜひ見にいらして下さいませ♡

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加